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Lotus Notes/Domino のブログ。nsf:Notes Storage Facility。l10n:Localization。

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WikiとNotesとWorkplace

ITmedia News:Wikiは時間のムダだ (1/2)

 共同作業を支援するグループウェアというソフトウェアグループ群は、Notesにより開拓され、その後紆余曲折を経て、Wikiの登場によりちょっと質的な変化を遂げていると思います。

 リンク先の記事では、WikiもNotesと同じ問題を抱えていると指摘しています。すなわち、誰も使わないという問題です。なおこの場合、Notesお得意の申請W/Fは議論から除外されます。理由は言わずもがなです。

 情報が共有されるためには、情報が共有されうる状態に置かれなければいけません。人々の頭の中にある、たとえば、隣のグループがある技術ノウハウを持っていても、そのナレッジそのものが、または、そのナレッジを誰が持っているかという情報がグループウェアに登録されて、共有されないことには、グループウェアは何の役にも立ちません。

 かといって、そういった情報を登録させるインセンティブを作ったとしても、古い情報に埋もれてしまうことになったり、インセンティブの割には成果が上がらなかったりする。

 WikiやNotesのようなグループウェアは、今も精度、ワークフロー、そのほかあらゆる良いものを改善する優れたアイデアのように聞こえる。だが、実際はそんなにうまくはいかないのだ。

 あちこちに散らばった人たちと協力したいのなら、オープンソースのMailman MLM(メーリングリストマネージャ)を使ったメーリングリストをお勧めする。

 結局、メールで情報を共有して、ライブラリアンが最終的な成果物をリポジトリとしてのNotesDBに登録するという現象は、あちこちのプロジェクトで散見されます(Notesは使いにくいからと言って、共有フォルダに逃げるプロジェクトも多いです)。

 そしていまは、ソースだけでなく、ドキュメント自体をまわして、それをみんなで作っていくという作業は非常に多く、その際にドキュメント作成ツールとして試用されるのは、NotesではなくMS OFFICEです。Notesはxlsファイルを貼り付けておく場所として使われます。共有フォルダに毛が生えたような使われ方ですが、こういった利用は非常に多いです。

 workplaceはここにブレイクスルーを持ち込むために、NotesにMS OFFICE相当の文書編集機能を付加していますが、MS OFFICEの圧倒的なシェアとユーザビリティに敵わず、道半ばと言ったところでしょうか。ソリューションとしては悪くないのですが、今後、共同作業機能(Groove Virtual Office)が強化されていくMS OFFICEには敵わないのではないだろうかと私は考えています。

 しかしながら、Notesで培った共同作業支援のノウハウがworkplaceにシームレスに統合されるのであれば、その限りではありません。ここは、ほんと期待大です。少なくともSubversion相当の機能はカバーして欲しいところです。

 あと、いまのworkplaceのUIは、かなりIBMっぽい(=使いにくい)ので、ぜひまともなユーザビリティ・コンサルティングをお願いした方がいいです(苦笑)。

 ちなみに、WikiとNotes/Dominoの区別が付かない方、WikiでできるようなことはNotesだったらずっと前からできるとか言い出す人は、この議論に参加する資格がありません。そもそもWikiって何?って人は、ちょっとヤバいと思う(笑)。

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  1. 2006/05/29(月) 02:53:20|
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  4. コメント:4
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コメント

かなり昔に、ジャーナリストの立花隆さんの本で読んだ話ですが「情報要約」と「情報濃縮」というのがあり情報要約はある程度コンピュータで可能ですが情報濃縮は「意味」を解釈する必要があるため絶対に人間の脳でしか出来ない作業だというような内容でした。
(具体的な本の名前忘れましたすみません。)

WikiやNotes情報共有しても誰かが「情報濃縮」しないと読む側が頭の中で「情報濃縮」する必要がある。しないと陳腐化して結局読まなくなる。
結局は最後には「人」かと・・・・・。
  1. 2006/05/29(月) 08:42:06 |
  2. NDOMINO-S #-
  3. [ 編集]

>  workplaceはここにブレイクスルーを持ち込むために、NotesにMS OFFICE相当の文書編集機能を付加していますが、

workplaceは、JCR (JSR-170)をサポートしてますよね。これって大きいと思うんですが。
IBMは標準化に対しては積極的な会社だと思うんですが。。。
たとえば、JSRや、Jakartaなどのプロジェクトでは、かなりIBMの名前を目にしますね。
Workplaceで使われているPortalもJSR 168をサポートしてますよね。
  1. 2006/05/29(月) 10:40:41 |
  2. 名無し #-
  3. [ 編集]

ある種、私のBlogも情報を集約した物かも知れません。

情報を発信する上で、技術者は専門用語を使うでしょうが、一般に分かりやすくして解説することも必要でしょうし、Wikiのように共同で文書を完成させていくというのも一つの手かも知れません。

Documentの共同編集なのか、生のDataの尊重なのか?

私は、元のDataを失わない生のData、すなわちDiscussionを重視します。

その上で、その内容をまとめていく人がいないと、完成された情報(知識)としての発信ができないような気がしてならないのです。

間違ったことを言っていたらごめんなさい。
  1. 2006/05/29(月) 19:52:52 |
  2. 岩間 信也 #-
  3. [ 編集]

NDOMINO-Sさん:
>結局は最後には「人」かと・・・・・。

そうですね。道具は所詮道具ですから。
でも、人の動きを変えるほどの道具になって欲しいですね。

名無しさん:
>IBMは標準化に対しては積極的な会社だと思うんですが。。。

そうですね。
新Hannover Designerには、度量の広いところを期待したいところです。

岩間 信也さん:
>私は、元のDataを失わない生のData、すなわちDiscussionを重視します。

そうですね。
ただ、開発業務で言えば、discussionは1にあたるでしょうか。

1) 議論、検討の支援
2) 議論、検討結果や過程のエビデンスの共有、保存
3) 設計書やドキュメントの共同作成作業支援
4) 設計書やドキュメントのバージョン管理、共有、保存
5) プログラミングの共同作業支援
6) プログラミングのソースの共有、バージョン管理

という風に分かれると思います。

Notesが得意なのが、1,2,4の一部ですね。
全部とは言いませんが、1~4はカバーできるようになって、
欲を言えば、designerには5,6もカバーして欲しいと思います。

これができれば、もともとW/Fが得意なNotesには鬼に金棒ですし、
他の業界、他の業務でも汎用性が格段に増すと思います。
  1. 2006/05/29(月) 22:59:01 |
  2. chate #-
  3. [ 編集]

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